
「コーヒーって体にいいの?」「コーヒーを飲みすぎると体に悪い?」「コーヒーの適量って?」「カフェイン有りとカフェインレス、どっちがいい?」「コーヒーがアンチエイジングに効くってほんと?」
こういったコーヒーに関するいろいろな疑問に答えていきたいと思います!
目次
本記事について
記事の内容
- コーヒーが健康にいいとされる科学的なエビデンスはたくさんあります!
- コーヒーに含まれる栄養素の中で、アンチエイジングに重要なのは「ポリフェノール」と「ナイアシン」!
- コーヒーは1日に3−4杯程度にしよう!
- カフェインの摂り過ぎ、コーヒーに入れるミルク・シュガーには気を付けて!
記事の信頼性
筆者はアメリカに在住している再生医療研究者です(医学博士取得済み)。
日本では医師として一般内科の診療も行っていました。
科学論文を一通り読みこなせるバックグラウンドがあり、医師・研究者の立場からエビデンスに極力基づいて記事を作成しています。
読者さんへの前置きメッセージ
アメリカ人のコーヒー好きは言わずもがな。通勤や通学、送り迎えなど至るところでコーヒータンブラーを持っている人を見かけます。
アメリカでは今、コーヒーの持つアンチエイジングへの効果に注目が集まっています。コーヒーの抽出成分を化粧品として販売する会社も欧米を中心に近年多くなってきました。一部のサイトではそのような化粧品のランキングまで掲載されています。
なぜここまで、アメリカではコーヒーに注目が集まっているのでしょうか?
そこには、コーヒーの知られざるすごい効果があったんです!
「身近なことで始められるアンチエイジング」をテーマにしているこのブログでは、早速そのコーヒーの魅力について解説したいと思っています。
コーヒーがアンチエイジングにいいのはなぜ?
実はコーヒーは昔から「薬」として使われていた記録もあり、すでに経験的に体に良いことはわかっていました。
コーヒーが健康やアンチエイジングに良いとする報告はたくさんあります!
- 習慣的なコーヒー摂取が、日本人および他のいくつかの人口集団における全死因死亡率、心臓病および脳血管疾患による死亡率を減少させることが明らかにされています。
- アンチエイジングにもしっかりと効果があることが科学的に証明されています。
- さらには、カフェインレスでも効果があることがわかっています。


ポリフェノールとナイアシンの驚くべき効果!

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種のクロロゲン酸は、脂肪の蓄積を低下させるなど健康において多くの有益な効果を有しています。

これらは、細胞のエネルギーと防御のシステムに関係しており、ナイアシンを補給することで酸化や炎症を落ち着けてくれます。
結果としてセラミドなどの細胞外マトリックスと皮膚バリアを強化し肌の潤いをアップさせたり、シワを予防します。また、シミの原因であるメラニン生成を抑えたり、ニキビを予防したり、紫外線からの老化を予防したりと多くの効果が言われています。


どれくらい飲めばいいの?
結論から言うと「1日に3〜4杯」であることがわかっています。
コーヒーを飲む量はカフェインの摂取量を目安にします。カフェインの一日の許容量の目安は400mg、コーヒーカップ一杯にはには約60−70mgのカフェインが含まれているとされているので、1日に3〜4杯程度が良いと思われます。
カフェインの効果の継続時間は4時間ほど、体内から半減されるのが8時間ほどと言われていますので、夜にコーヒーを飲むのはやめましょう。どうしても夜にコーヒーが飲みたくなる方は、カフェインレスのものを飲んでください。カフェインレスのコーヒーにもアンチエイジングに重要な成分であるナイアシンやクロロゲン酸は含まれています。
コーヒーにはデメリットってある?
コーヒーのデメリットは何でしょうか?
気をつける必要があるのは次の2つのポイントです。
1)コーヒーと一緒に入っているクリームや砂糖の過剰摂取
2)カフェインの過剰摂取
「コーヒーを飲むと癌になる」という噂をたまに効くことはあります。
現在のところ、コーヒーが癌のリスクになるという科学的証拠はありません。むしろ、一部の報告では限られた癌(口腔がん、咽頭がん、進行性前立腺がん、大腸がん)に対するコーヒー飲用の何らかの好ましい効果も報告されています。
まとめ
- コーヒーには健康・アンチエイジングをサポートする効果が認められている!
- コーヒーに含まれるクロロゲン酸、ナイアシンがアンチエイジングに重要!
- 1日3−4杯程度で毎日続けよう!

